防水デジタルカメラ用ガラスフィルムリリース(OLYMPUS TG-860/TG-850 RICOH WG-5/WG-4/WG-30/WG-30W用ガラスフィルム)

デジイチで撮影する事が多い筆者だが、日常の備忘録的な撮影は大方iPhone6で撮っている。
iPhoneに限らず、昨今のスマートフォンは並み居るコンパクトデジタルカメラ顔負けの写りであるし、元々常に肌身離さず持ち歩いているガジェットなのだから、これを使わない理由は無い。
また、ワイヤレスでクラウドにアップできるスマートフォンは、撮影後の共有という点から見てもかなり便利だ。なので、筆者はハイエンドを除くコンパクトデジカメのカテゴリーを視野に入れていないというかあまり興味がなかった。
、、という考えだったのだが、防水コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS TG-860/TG-850」及び「RICOH WG-5/WG-4/WG-30/WG-30W」用のガラスフィルム「CF-GCC30W」をリリースした。

始まりはコアというかクレイジーというか、まぁとにかくマニアな釣り人である筆者の知人からのリクエストだった。
ロッドやルアーなどのメーカーから機材提供を受けている知人は、その機材で釣行し釣果の結果を画像に撮ってレポートを提出する。オカッパリでの釣りならともかく、ウェーダーやフローター、ボートでの釣りだと、浸水の危険性から防水でない(または浸水してしまうと経済的ダメージの大きい)スマートフォンなどを取り出して撮影する事は避けたい。
という事で、水辺で取り回しの良いハウジング不要の防水カメラが必須なのだが、防水デジタルカメラを(知人使用カメラ:オリンパス TG-840)をタックルの中に入れてガチャガチャと動くと、あっという間にボディも液晶も傷だらけ。ボディはともかく液晶画面が傷だらけになるのは避けたいので、TG-840(TG-850も同サイズ液晶)に合うガラスフィルムが欲しい。との事だった。確かにそんな環境下では、通常の液晶保護フィルムを貼っても、一回の釣行でボロボロになる。

釣り人に人気の防水デジタルカメラといえば、オリンパス タフシリーズ、富士フイルム XPシリーズ、COOLPIX AWシリーズ、RICOH(元PENTAX製)WGシリーズなどだろうか。
元々防水デジタルカメラ用の液晶保護フィルムというのは市場に少ないうえに、さらにオリンパス TG-850やRICOH WG-5などのワイド液晶を搭載する機種用の液晶保護フィルムは極端に少ない。
以前のエントリーにGARMIN Edge 1000にEOS KISS X7用のガラスフィルムを流用した記事を書いたが、ワイド液晶となると弊社のデジタルカメラ用ガラスフィルム商品のどれを当てても縦幅がはみ出てしまう。つまり弊社ラインナップの中では流用する事が出来なかった。
だが、切実に困っているユーザー(知人も含む)がいるのだから、利益とかMOQとかそんな事は度外視で作ってしまえ。という事で製作することにした。
ただし、オリンパス用とRICOH用を別々に作るのはさすがに厳しく、少し小さめの汎用アウトラインで製作した。
貼ると液晶表示部は全て覆い、液晶ガラス部の端2mmぐらいが余るぐらいの少々小さいアウトラインだ。当社比MAXレベルの超強力撥水撥油コーティングで、水に潜って陸に上げると水滴があっという間に引ける。
もちろん表面硬度の高さから、ちょっとやそっとでは傷はつかない。少なくとも一回使って傷だらけになる保護フィルムとは別格の耐傷性能だ。
ただし、貼り付け時の注意点があり、カメラを水につける前にガラスフィルムのエア抜きをきちんと終えて頂く必要がある。端に浮きが発生している状態だとそこから水が侵入してくる可能性がある為だ。

ちなみにGARMIN Edge 1000用ガラスフィルムだが、その後のテストでも好評価で、雨天走行時に跳ねた泥が液晶画面に付いてもすぐに拭き取れるし、そもそも雨や汚れが付きづらくなったりととても良い感触だ。
アウトラインは若干合っていないが、流用なのでそこはご勘弁。こちらもオススメさせて頂く。

クロスフォレスト OLYMPUS TG-860/TG-850 RICOH WG-5/WG-4/WG-30/WG-30W用ガラスフィルム「CF-GCC30W」

クロスフォレスト Canon EOS Kiss X7用ガラスフィルム「CF-GCCX7」