Nintendo Switch用ガラスフィルムリリース

液晶保護(PET)フィルムと比べて、ガラス(Glass)フィルムが持つ優位な点だと思う一つに「表面加工が可能」という点がある。
エッジングで文字を掘ったり、表面を荒らして曇りガラスにしたりと、ガラス素材は様々な表面加工が行える。
弊社のガラスフィルムには、ガラスの表面に強力な表面加工(撥水撥油加工)を施している。薬剤塗布ではなく、特殊な液体を浸漬させる化学処理で、まるでメッキの様な強固な被膜として定着させる。この表面加工は、処理時間によって強度が変化するのだが、弊社は、一般的な時間の2倍の時間で工場にオーダーしている。処理時間が2倍になると、効果が2倍になるかというと残念ながらそこまでは上がらない。だが、確実に強く定着する。
また、この表面加工は効果が強力な反面、加工コストが非常に高い。そして、処理時間が長くなれば当然その加工コストは更に高くなる。利益最優先の企業ではまず採用しないであろうレベルの表面加工だが、クロスフォレストはガラスフィルムメーカーとしてここだけは譲れない。せっかくのガラス素材の保護フィルムなのに、指滑りが悪いなんてどれほど勿体無い事だろうか。

ガラスフィルムが多くリリースされるようになった今、ガラス素材(元のマテリアル)自体のコストは、一昔前に比べて格段に下がった。その結果「ガラス素材を切りだしてシリコンを貼っただけ」のガラスフィルムは非常に安く出回る様になった。ガラスフィルムは、見た目では性能差が全く分からないので、とかく値段だけが判断基準になりがちだ。様々な判断基準があるので単純に優越は付けられないが、だが性能差は確実にある。
とにかく、弊社は自信を持ってお勧めできるガラスフィルムをリリースし続けているという自負がある事を分かって頂けると幸いだ。

今回リリースした「Nintendo Switch用ガラスフィルム」は、まずは画面ピッタリサイズのアウトラインに拘った。前述の表面処理ももちろんバッチリかけてある。0.33mm厚の日本製ガラス素材なので、強度も高く、またこの厚さであればクレードルに挿しても問題は無い。
グレアモデルとアンチグレアモデルをラインナップしたが、筆者の好みはどちらかと言えばアンチグレアモデルだ。現在のAG(アンチグレア)加工技術は、格段に進化しており、低反射性と透明度が高レベルでバランスされている。(透過率の高い)グレアモデルの画面の綺麗さも魅力なのだが、ポータブルゲーム機は、外に持ち出してゲームをする機会も多いと思う。そんなシーンでは、アンチグレアモデルの低反射性が太陽光の反射を防ぎ、画面が格段に見えやすい。また、室内でも夜間などは照明の写り込みが気になるものだ。写り込みの多い夜などは、同じくアンチグレアガラスフィルムの方が画面が見やすいと思う。

Nintendo Switch用ガラスフィルム
グレアモデル「CF-GHNTDSW」はこちら
アンチグレアモデル「CF-GHNTDSWAG」はこちら